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巨額費用投じる道路建設は必要?

建設費1000億円 都心アクセス道路

市の調査でも「混雑度」低い創成川通り

都心への「アクセス強化」を目的に、北3条通りから札幌新道(約4キロ)を結ぶ「都心アクセス道路」。1000億円規模の巨大事業が検討されています。

都心アクセス道路の路線図

市のまちづくり戦略ビジョン・アクションプランでは、都市部の再開発などに毎年1千億円を投じる事業が計画されています。

その中に、札幌商工会議所など経済界が熱望する1千億円規模の巨大事業(市の負担2百億円)」と報じられる「都心アクセス道路」(左の図)があります。

日本共産党市議団は、昨年度、調査費500万円が計上されたときにも、「アクセス道路をつくるための調査なのか。建設ありきではないか」と、市が実施した交通量と混雑度の調査では、創成川通りの混雑度が0.87(2014年)で4段階中最低の「混雑度1.0未満」で「昼間12時間を通して、道路が混雑することはなく円滑に走行でき、渋滞やそれに伴う極端な遅れはほとんど生じない状態」とされていることを示して、巨額な税金を使う道路建設はやめるべきと訴えてきました。

都心アクセス道路の整備形態 今年度、6月3日の総合交通調査特別委員会では、創成川通機能強化についての調査結果で、創成川通の現況と課題として、交差点での交通事故が多く、死傷事故率は全道平均の約6倍、札幌市の約2倍だとの報告がありました。

同委員会委員の共産党の村上市議が具体的な事故発生状況について質問しましたが、どの道路との比較なのか創成川通より死傷事故率が高い道路があるのか否かなど、ほとんど詳細について把握していませんでした。

また、期待される効果として、観光・ビジネスの分野において、車で移動する際に時間信頼性と速達性の向上が図られることで丘珠空港の活用を促進するといいますが、特に冬期間の安心、安全と時間信頼性、速達性の向上、あるいは公共交通の利用促進と環境問題などを考慮するならば、地下鉄東豊線の栄町と丘珠空港間にシャトルバスを運行するなど、地下鉄への利用を誘導することが、さまざまな観点から観光・ビジネスにとって最も効果が期待されるのではないでしょうか。

さらに、石狩湾新港の取扱貨物量が増加傾向のため連携を強化することで、物流の信頼性などが向上することが期待されると言うのですが、その貨物がどこにどれだけ運ばれ、都心に入って来る時間帯と量についても全く把握していませんでした。これでは、期待される効果の根拠としては極めて乏しいと言わざるを得ません。

交差点の改良など事故防止対策は必要ですが、高架や地下構造の新たな「都心アクセス道路」は、必要ありません。




「白石区民報」16年8月7日付より